わたしたちについて

私たちマルゼン食品は
安全・安心のこだわりと、貝への愛情・心遣いを大切に
最高の貝を、最高の状態でみなさまにお届けするのが使命です。

ご購入いただいた商品は、新鮮さをそのままに
苫小牧から全国各地へ直送致します。

マルゼン食品の取り組み

取組その1 
活性化向上のために砂だしと滅菌

樽前の工場に運ばれたホッキ貝は砂の中にいたので、出荷する前にまず水槽に入れて砂出しをしてきれいなホッキ貝とします。この水槽に使われている水は、工場の前に広がる太平洋・200m沖合の海水を汲み上げて「海水滅菌浄化装置」で殺菌水にかえて使っています。この工程は当社独自のものです。

取組その2 
新鮮で安心な商品を

元気を取り戻したホッキ貝を生育年数やサイズ、色で選別します。生のまま出荷するものは、発泡スチロールのケースに冷海水を入れて発送しますが、さらに鮮度を保つために海水氷を使用しています。流氷が作られる過程で出来るものと同じで、粘りけがあり凍ることなく-2℃の氷がホッキ貝の鮮度を保ち全国に発送されます。発送前には金属片などの異物の混入がないかどうかを「金属感知装置」で最終チェックを行います。これも当社として安全・安心のこだわりと商品であるホッキ貝への愛情・心遣いの現れでもあります。

剥き身にして加工などにまわすものは、従業員が熟練の技で手早く身を剥がし、あくまでも鮮度が落ちないように細心の注意を払いながら、短時間で加工しています。

取組その3 
クリーンルーム

当社では加工商品製造のために、クリーンルームを設けています。天然タウリンとアミノ酸が豊富でうま味が凝縮したボイルホッキ貝や冷凍ホッキ、「北寄醤油」、料理の美味しさを引き出す調味料「北寄貝万能醤」、魚醤の元祖「ホッキ魚醤」といった当社の人気商品はここで製造されます。食の安全、品質管理に細心の注意を払っています。

ホッキ貝とは

アミノ酸の宝庫、タウリンが100g中2100mg
※ホッキ貝100g当たり11月における数値
※北海道立総合研究機構食品加工センター調べ

ホッキ貝は二枚貝の一種で、学名では「マルスダレガイ目マルスダレガイ科ウバガイ属」と言います。
名前の由来は北海道などで採れる「北に寄った」貝であるため北寄貝と言われたという説もあり、アイヌ語では「ツウツウレップ」「ニシホッケ」と呼ばれていたそうです。

主産地は鹿島灘以北・北海道・朝鮮・沿岸地方。オホーツク海などの海洋に面した浅海の砂底に生息しています。
通常、成長は遅くて5年で殻長72mm、10年で83mm、20年で94mmに達し、30年も生きると言われています。
殻の色は黒・黒茶・茶で、殻皮をかぶっています。
その色は幼貝では黄色、成貝では暗い焦黄色になリます。成貝(5・6年以上)になると身は肉がよく締まっていきます。
厚みが出てうまみが増したホッキ貝は食べ頃の証拠。唯一無二のおいしさです。

ホッキ漁について

厳しい寒さの中、
手際のよい作業を行い、

ホッキの鮮度を保って漁をする

ホッキ貝は冷たい海水を好み、日本では関東以北から北海道周辺、海外ではロシア太平洋岸などに生息しています。
深さ10mほどの海底の砂地で、通常、砂の中に身を潜め、長い水管を延ばして水を吸い、海水に含まれるプランクトンを食べます。
苫小牧・樽前の前浜はホッキ貝の生育に相応しい環境で、最高品質のホッキ貝が獲れる漁場となっています。

早朝(3時〜4時)にホッキ漁の船は苫小牧港を出港します。漁場へは30分〜40分程で着き、水深5〜15mの場所にホッキ貝が生息しています。
昔は手で桁(けた)を引いて行われたホッキ漁ですが、現在は機械で漁を行います。
砂に潜っているホッキ貝を船上からの高圧水流で掘り返す「噴流式ケタ網」という漁法を採用しています。

貝を傷つけず網に入れることが可能で、小さな貝はすぐに海へ戻されます。(※苫小牧漁業組合では、水揚げする貝の大きさを横幅9cm以上のものに限定する事で、資源の保護を行っています)
漁師さんは厳しい寒さの中、手際のよい作業を行い、ホッキ貝の鮮度を保って帰港します。

何よりも、ホッキ貝は鮮度が命です。漁を終えて帰港するのは6時半頃。
水揚げされたホッキ貝は8時頃、厳しいチェックをうけ、サイズ選別されてずらりと市場に並び、競りにかけられます。
当社はホッキ貝を厳しい目で検品して買い付けし、樽前の工場に運びます。

ホッキ貝は2002年に
苫小牧の貝に制定

現在、ホッキ漁は地域に根ざした産業として、生産者自らが漁業生産活動への理解や
消費拡大に取り組んでいます。学校給食にも採用され、郷土の味として定着し、
大変喜ばれています。

このことから、郷土の誇る特産物ホッキ貝は、2002年7月20日「海の日」をもって
「苫小牧市の貝」に制定されました。

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